写真の作品は、先日お買取致しました萩焼 十二代坂倉新兵衛の萩茶碗です。
十四代坂倉新兵衛の一筆、落款のある、いわゆる識箱付でお買取致しました。
坂倉新兵衛は、慶長九年に藩主毛利輝元の命によって招致された朝鮮李朝陶工、李勺光を祖とし、山口県の萩焼窯元 坂倉家の当主が代々襲名している陶芸作家の名跡です。
お買取した十二代坂倉新兵衛は、三輪休雪と萩焼復興に尽力して絶大な業績を残し、萩焼中興の祖とも呼ばれる人物です。十二代坂倉新兵衛の作風は、控えめで、茶の湯の場に馴染むことを第一に作陶したとわれています。
今回買取の十二代坂倉新兵衛の萩焼作品は、強い主張と堅実さが伝わってくるような萩茶碗です。
所々の貫入が味わいをみせ、土味が感じられ、また釉薬の色調の変化が面白みのある景色をみせています。 また、装飾性の乏しいシンプルな萩焼ですが、お買取した十二代坂倉新兵衛の萩茶碗の高台は、存在感があり、焦げた味わいに侘び寂びも感じられる見事な作品で、十四代坂倉新兵衛の識箱とあわせて高価買取にてお譲りいただきました。
いわの美術では、萩焼の名跡 坂倉新兵衛の作品買取を行っています。
今回買取の十二代坂倉新兵衛は、萩焼を全国に広め、不振衰退から救ったことにより、中興の祖とよばれ、侘び寂びを重んじた作風から茶人に人気の高い作家です。
坂倉新兵衛は、当代、十五代坂倉新兵衛正治が活躍されており、いわの美術ではいずれの代の坂倉新兵衛の作品もお買取の対象となっています。
坂倉新兵衛の作品買取に際しては、何代の作品であるかによっても買取評価が異なりますので、弊社の無料オンライ買取査定フォームなどをご利用いただき、作品の写真などを情報を頂けますと、買取査定がスムーズに運びやすくなります。
いわの美術では、これまで多くの坂倉新兵衛の作品買取を行っており、美術品ややきものの知識と買取経験豊富な専門のスタッフがしっかりとお品物を見極めて、買取評価を行っています。坂倉新兵衛の作品買取につきまして、ご質問・ご不明点などございましたら、遠慮なくお問い合わせください。