先日お買取致しましたこちらのお写真のお品は、高麗青磁花瓶で、韓国 東国窯の方赫山の作品です。
高麗青磁の歴史は古く、その発祥は10世紀ころといわれています。
高麗人が中国の宋代青磁を学んで独自に制作されましたが、宋青磁をしのぐ作品が多く、その発色の美しさから、高麗青磁は翡色青磁ともよばれました。また、青磁の発色の美しさのみでなく、白や黒の嵌め込む他に類をみない象嵌技法を独創し、発達しましたが、時代の変遷によって衰退し、絶滅の道を辿りました。
今回お買取した高麗青磁花瓶の作家 方赫山は、李朝・高麗以来の青磁の伝統を現代に昇華させ、象嵌や掻き落しなどの高度な技法を駆使する人気の韓国現代青磁作家です。
お買取した方赫山の高麗青磁花瓶は、透明感のある翠青色の青磁地に、牡丹文が胴全体に高度な象嵌技法を用いて、精緻・流麗に表されています。
全体に美しく青磁釉と調和して貫入がみられ、この上ない佇まいの作品です。保存状態も良く、東国窯 方赫山の落款付き共箱とあわせて、買取をさせていただきました。
花を生けるための器は、華道の世界では花器、茶道では花入と呼ばれ区別されていますが、茶席で用いられる花入は、掛軸、花の次に拝見することから、重要な茶道具の一つといわれています。
いわの美術では、茶碗や釜などの茶道具だけでなく、花入・花器の買取も行っています。 花入の素材は、やきもの、竹や籠などの木工品類、唐銅などのかなもの類があり、形も、置いて使われる置き花入、掛けて使われる掛け花入、つるす釣り花入などがあります。
いわの美術では、あらゆる花入の買取を行っており、北大路魯山人や人間国宝三代徳田八十吉など著名作家の作品は高価買取対応となっています。
花入の買取評価は、作品によっても査定額に幅がございますので、ご売却・ご処分をお考えの花入がございましたら、一度オンライン無料買取査定フォームにてお問い合わせいただけますと、買取査定がスムーズに運びます。買取査定は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。