こちらのお写真のお品は、以前お買取致しました吉賀大眉の萩焼井戸形茶碗です。
井戸茶碗は、高麗茶碗という朝鮮茶碗の一種で、古くから茶人に最も珍重された茶碗とされています。井戸茶碗の中でも大井戸茶碗は、茶の湯の世界において大名物としての扱いを受け、茶碗の最高位に位置づけられています。
朝鮮で作られた高麗茶碗に由来する井戸茶碗ではありますが、今回お買取させていただきました吉賀大眉の井戸茶碗は、清楚で、自立的で和の香りが感じられる逸品です。 うつわ全体に静かな色感の中、伸び伸びとしたこだわりのない、広がりのある姿が印象的です。
今回お買取の吉賀大眉の井戸茶碗の共箱には、表面には吉賀大眉の署名と落款があり、裏面には表千家十三世家元 即中斎の「萩ヤキ井戸形茶碗」という書付と花押がございました。
吉賀大眉は高価買取の期待できる作家の一人ですが、こういった著名な家元宗匠や茶人などの書付や花押のある場合は、さらにその作品の価値が上がり、買取評価にプラスに働きます。
文化功労者、日本芸術院会員であった陶芸の大家 吉賀大眉。いわの美術では、吉賀大眉の作品買取を強化しています。
吉賀大眉は、萩の土と白釉の貴重を基本とした大眉様式を樹立し、「大眉白」とよばれる白釉、「大眉井戸」とよばれる井戸茶碗など、独自の技法、作風確立し、暁や朝の空の様を柔らかな色調で陶に表現し、萩焼に現代感覚を生かした新たな世界を開きました。
吉賀大眉の作品には、伝統の萩焼茶陶だけでなく、萩の土や釉薬を使っての現代センスあふれる花瓶や壺などの作品がみられ、いわの美術では作品によっては一点のみでも高価買取致しております。
いわの美術では、やきものの知識と買取経験豊富なスタッフが、しっかりと作品を見極めて評価し、買取を行っています。ご売却をお考えの吉賀大眉の作品がどのくらいで買取ってもられるのかなど、買取査定のお問い合わせの際は、便利な無料オンラインメール査定をご利用くださいませ。お電話・メールでのお問い合わせも無料で受け付けております。