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吉野絵蒔絵煮物椀 五客揃

作家名: 前端春斎
更新日: 2014/11/5

吉野絵蒔絵の煮物椀買取ました!!

今回お買取したお品物は、吉野絵蒔絵の煮物椀五客揃で、加賀蒔絵の心得のある前端春斎の作品です。

前端春斎は、山中塗の塗師であった父 前端雅峰に師事し、三代 春斎を襲名、アメリカのフロリダで蒔絵の技術指導を行った経験もある作家です。前端春斎は琳派の作風めざし、古典技法を追求しながら、茶道具を中心に製作しています。


今回買取のお品物は吉野絵の煮物椀です。吉野絵は吉野塗ともいい、16世紀に吉野において大茶会が催された際に、茶人が考案した意匠とされています。また、吉野絵は、千利休が好んだ図柄ともいわれています。奈良は、日本の漆塗りの発祥の地といわれており、古来より漆の生産地として知られ、特に吉野は良質な杉や檜の産地でもあることから、漆器の一大生産地でした。吉野絵の塗椀は、内外を朱または黒漆で塗り、黒や朱漆で吉野絵の図柄である草花文様が描かれています。

今回買取りさせていただきました吉野絵蒔絵の煮物椀は、前端春斎の落款付の共箱もあり、煮物椀の状態も綺麗に保存されておりましたので、高価買取にて対応させていただきました。

懐石道具の買取をしております!

今回買取の吉野絵蒔絵の煮物椀は、懐石道具として茶を勧める前に出す料理等でも用いられます。

懐石道具とは、茶事にだされる食事、すなわち懐石に用いる道具の総称です。懐石道具には、家具と器物と酒器があります。一般的に用いられる懐石道具として、懐石家具には、折敷、両椀、煮物椀、吸物椀があり、懐石器物には、向付、焼物鉢など、懐石酒器には、銚子、徳利、石盃などがあげられます。


いわの美術では、お茶会の際に使う懐石道具一式、買取致します。

懐石道具でも、大量生産品であるのか、作家物であるのかによって買取査定額が変わってしまいますので、お問合せの際はどんな懐石道具のご売却をお考えなのかお伝え下さい。

懐石道具の数が大量である場合は、無料出張買取も対応しておりますので、合わせてご相談下さいませ。

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