今回いわの美術でお買取りさせて頂いたのは田村悟朗の萩数茶碗 10客揃です。
田村悟朗は山口県生まれで、教職を経て、萩焼の修行に入り、萩市に窯を新設したという経歴の陶芸家です。
田村悟朗は、807年創建と伝えられる黄檗宗の古刹である通化寺境内南に隣接したところに通化寺窯を構えています。登り窯と半地上式穴窯二基で萩焼と伊賀焼、信楽焼の作品を手がけているそうです。当初、田村悟朗は萩市椿で小迫窯を開設して、創作活動をしていたそうですが、昭和62年から郷里に帰り、通化寺窯を新設して作陶しています。田村悟朗は東京、広島や山口県内で個展を開く等、意欲的に創作活動をしています。
今回買取させていただきました田村悟朗の萩焼茶碗は10客揃で、焼物自体にはキズや汚れもなく非常に綺麗な状態でした。また、共箱も作品名の入った田村悟朗の落款付で、外箱もございましたので、高い評価での買取にて対応させていただきました。
萩焼は全国的によく知られる山口県萩市の陶器で、「貫入」と呼ばれる器の表面に細かく入るひび割れ模様と、陶器表面の色味が変化していく「七化け」が特徴となっています。また、萩焼は茶人好みの器を制作してきたことでも知られます。
いわの美術では年間多数の萩焼の陶器の買取実績があり、特に萩焼の有名作家の作品の買取に力を入れております。
三輪休雪、田原陶兵衛、坂高麗左衛門、波多野善蔵など萩焼の有名作家のお品物の買取を強化しております。また、現代作家の萩焼の作品もお買取りの対象とさせていただいておりますので、ご売却をご検討の際は是非一度いわの美術までご相談下さい。お客様の納得のいく買取に努めております。