今回買取したお品物は輪島塗で、お茶の席などで使われる懐石道具の四段重です。
買取した輪島塗の重箱は輪島屋本店で販売されたもので蒔絵師の光峯と塗師の哲舟の作品です。
輪島屋本店とは1813年創業の輪島塗の老舗で現在は輪島屋善仁と社名を変更しています。
今回買取の輪島塗は、輪島屋善仁のテーマである史上最良の漆器を目指して作られており、高品質の純日本製のみを使用しています。
国内産の漆は海外産の10倍程金額が高いといわれていますが、塗膜が堅く薄いので密着度が高く蒔絵に向いています。
買取した輪島塗は傷や凹みがあったのは残念ですが、共箱付きのお品物という部分は評価致しました。
輪島屋善仁の特徴でもある虚空の黒と黒を下地にし、顔料に銀朱を用いた深い色の朱が素晴らしいコントラストに蒔絵が映えており、さすがは輪島屋善仁の漆器だと再確認させてくれるお品物でした。
今回買取したお品物は輪島塗の四段重で懐石道具として使用できます。
買取した輪島塗には懐石道具である茶碗、汁椀、煮物椀、吸物椀、飯器、杓子、湯桶、湯の子掬い、通い盆、脇引、向付、鉢類、八寸、酒器などがあり、薄茶器や香合、水指などの茶道具もございます。
輪島塗高価買取のポイントとしてお品物の状態が良い事は当然ですが、共箱や共布が付いている事も大切です。
輪島塗の管理を難しいと考えずに保管時に日焼けをさせない事や、重ねる事で傷が付かないよう当て布をして保管するなど、愛情を持って接していれば、おのずと綺麗な状態をキープ出来、老舗や作家物などであれば高価買取も期待できます。
輪島塗の買取では引越しや遺品整理などで処分をしたいというご相談が多いのですが、その中に人気作家の輪島塗や歴史的価値のある輪島塗があるという事もございます。
処分にお困りの輪島塗がございましたら、いわの美術が喜んで買取らせて頂きます!!
もちろん、輪島塗以外の漆器も買取対象ですので、お気軽にご相談下さい。