今回買取したお品物は宮川香斎の真葛焼です。
宮川家は京焼の名門として知られており、宮川香斎は襲名制で現在は6代目になります。宮川家は京都の五条坂に茶碗屋を開業したのが始まりです。
初代宮川香斎の号は香斎・赤こんといいます。
京都守護職の松平容保の前でろくろを披露し、十水五石の印を授かり始めて香斎を名乗ります。
2代宮川香斎は初代宮川香山と真葛ヶ原の窯で作陶に励み、3代宮川香斎は大正2年に宮川香斎を襲名します。
4代宮川香斎は北大路魯山人が作陶を学ぶため陶房を訪れており、無適斎宗也より真葛焼の箱書を授かると真葛香斎を名乗るようになります。
5代宮川香斎は表千家より真葛の印を授かり、6代宮川香斎は大徳寺僧堂龍翔寺嶺雲室・高田明浦より真葛の印を授かっています。
このように宮川香斎は長い歴史の中で、それぞれの代で活躍しており、宮川香山、宮川香雲も分家し、別の地で活躍をしています。
今回買取した宮川香斎のお品物は共箱、外箱、共布付きで金彩の施されたコマが美しく、躍動感さえ感じてしまう素敵なお品物でした。
真葛焼は京焼の一つですので、茶碗にシミが付きやすく、シミなどが付いていますと査定額が下がってしまいますので、使用した後はしっかりと汚れを落としておく事が大切です。
いわの美術では宮川香斎の買取を積極的に行っており、どの代の宮川香斎の作品でも買取を行っております。
制作された年代、作家によって評価が違い、買取額が変わってきますが、外箱、共箱や共布付きの美品であれば高価買取が期待できます。
今回のお買取では、持ち主の方がコレクションの把握のために自らマジックで外箱にお題や作者を記入していました。
こういった事はマイナス評価となりますので、できるだけ行わない方が高価買取が期待できます。
宮川香斎の作品のご売却をしませんか?お引越しなどでご売却をお考えの宮川香斎の作品がございましたら、日本全国で宮川香斎の買取を行っている、いわの美術までお気軽にご相談ください。
また、宮川香斎の買取ご相談に多い質問は、「作者がはっきりしない」「他店では判別がつかなかった」などが挙げられ、いわの美術であればそういったお品物でも無料で鑑定を行っておりますので、お気軽にお問合せ下さい。