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黒織部茶碗

作家名: 不明
更新日: 2014/6/13

黒織部茶碗の買取を行いました!!

今回、いわの美術がお買取りしたお品物は、黒織部茶碗です。
織部焼きは桃山時代の慶長10年から元和年間までに美濃地方で焼かれた焼き物と言われており、戦国武将で茶人の古田織部の意匠が取り入れられた全体的に歪んだ形や左右非対称、あるいは当時では斬新であったモダンな文様が印象的な謎の多い焼き物として現在でも研究が進められています。

織部焼には使われる釉薬によって「織部黒」「青織部」「赤織部」「志野織部」そして、今回お買取りした「黒織部」と呼び分けがされています。
織部焼の茶碗には「織部黒」「黒織部」で作られた物が多く、それ以外の織部焼には食器類が多く作られています。


今回、お買取りした黒織部の茶碗も歪んだ形をしており、余計な装飾もなく、黒織部の釉の美しさを感じ取る事ができる魅力溢れる茶碗でした。
残念ながら共箱は処分してしまったそうで、共箱なしでの評価で買取を行いました。

織部焼買取ます!!

織部焼と古田織部の関係は現在でも明らかになっていませんが、強く関係していたのではないかという説は研究者の間でも有名な話のようです。
というのも古い織部焼に古田織部の花押がついた織部焼があったそうで、とても貴重な資料として保管されています。
また、北大路魯山人は大の織部焼ファンとして知られており、美食家として料理の映える織部焼の制作を行う傍ら、織部焼のコレクターとして無数の織部焼を所有していました。
現在でも織部焼の不思議な魅力に心奪われている人も多く、人気の焼き物の1つです。


ご不要になった織部焼はお持ちではないですか?
織部焼の茶道具は茶碗以外にも水指、香合、蓋置などがございます。
ご売却をお考えの織部焼がございましたら、お気軽にいわの美術までご相談下さい。

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