今回いわの美術でお買取りさせて頂いたのは夜咄道具の短檠(たんけい)と赤楽雀瓦です。
夜咄(よばなし)というのは茶事の名前で、炉の季節の冬至頃から立春頃までの間、夕暮れから始められる茶事です。
午後5時、6時頃から夜にかけて行われるため夜会とも呼ばれます。
夜咄では電灯の光は一切使わず、今回お買取りした短檠や、手燭、座敷行灯などの灯りが用いられます。
灯りにはそれぞれ準備が必要で、暗い中それらを扱うため、正式な夜咄では亭主も正客も共に巧者でないと難しいとされています。
夜咄は茶のほかに手燭の灯りや、炉に灯る炭火、冬の寒気の中にあがる湯気などを愛で楽しむ茶事となっています。
沢山の灯りの扱いなど難しいこともあり、茶道の稽古をされている方でも夜咄を行うことは多くないそうです。
御自宅に茶室を構えておられる方や何年も指導をなさっている方ですと、短檠や手燭、露地行灯などの道具もお持ちかもしれません。
不要な夜咄道具はありませんか?
家族が教えていた茶道の道具を売りたい、家に茶室があって名前の分からない道具が沢山ある、という方是非いわの美術にお問合せ下さい。
いわの美術では短檠や手燭、露地行灯など夜咄道具の買取を行っています。