今回いわの美術がお買取りさせて頂いたお品物は、藪内流十三代目の竹中紹智の茶掛です。
竹中紹智は、十二代目藪内紹智の長男として生まれ、のちに十三代目藪内紹智を襲名します。
本名は尚弥(ひさや)、斎号は青々斎、号は竹中で藪内家の歴史と茶道の伝統を受け継いできました。
昭和後期から現在も活躍している茶道家で、1979年には藪内流の十三代目藪内紹智を継ぎ、藪内燕庵理事長に就任しました。
1988年から1年間、アメリカのワシントンにある茶道美術展で茶室を設け、茶道を広めて竹中紹智の名で茶道家としての活動を積極的に行ないました。
竹中紹智の父である十二代目藪内紹智は、斎号を猗々斎、号を竹風といい、39歳の若さで太平洋戦争の最中十二代目を受け継ぎ、戦中戦後の困難な時代の中道統を守り続けて来ました。
また、新しい時代に向けて家元の体制の確立や、門人に対して全国的な組織作りを晩年になってから次々と成し遂げます。
著書や、テレビなどの活躍もこなし、藪内流茶道を広める努力をしました。
父の影響もあり、竹中紹智もテレビなどの活動を通して茶道の素晴らしさを広めていきました。
いわの美術では、400年以上の歴史を持つ藪内流の竹中紹智の茶掛をお買取り致します。
竹中紹智は、400年以上歴史のある藪内流の十三代目として茶道を世の中に広める活動を行なってきました。
今回お買取りしたお品物は、竹中紹智が墨で蓮の花を描いた茶掛です。
茶掛とは茶の間に飾る掛軸の事を指し、主に僧侶などが書いた書を飾ります。
他には今回の作品のように茶人の書いた茶掛を飾ったりしました。
今回お買取りした作品には竹中紹智の号、青々斎の名が書かれ、落款も押されています。
作品に少し汚れがありますが、共箱にも名前が書かれていて、竹中紹智が自ら描かれた作品とあって高評価でお買取り致しました。
いわの美術では、茶道家として有名な竹中紹智の作品をお買取り致します。
また、竹中紹智の父親の竹風紹智の作品もお買取り致します。
茶道の先生をしていた方で茶掛が残っていたりしませんか?
先代の方が残した茶掛など御座いましたら是非一度いわの美術までお問い合わせ下さい。