今回買取りしたお品物は小林太玄の書の衝立です。
こちらの作品には円相と無一物中無尽蔵と言う文字が書かれています。
円相とは禅における書画のひとつで図形の丸を一筆で書いたもので「一円相」「円相図」などとも呼ばれているそうです。悟りや真理、仏性、宇宙全体などを円形で象微的に表現したものとされますがその解釈は見る人によって任されるそうです。
また、円窓と書いて「己の心をうつす窓」という意味で用いられる事もあるそうです。
無一物中無尽蔵とは一節によると仏教の言葉で「人間は無一物が本来の姿なのだから
それに徹した時逆に一切が無限に出現する自在の境地が開けるということ」と言う意味だそうです。
小林太玄は昭和13年(1938年)に誕生し、6歳の時に出家して
花園大学卒業後相国寺僧堂の大津櫪堂に参禅して、昭和50年大徳寺塔頭黄梅院住職に就任しました。
小林太玄の書を額に収めた扁額や衝立の他に、掛軸や茶掛などもいわの美術では買取りを行なっております。
ご自宅に眠っている衝立や扁額や掛軸などございませんか?
いわの美術では掛軸、茶掛なども買取り行なっております。
作品の状態にもよりますが作家によって高価買取りも行なっております。
今回お買取りした小林太玄の作品はもちろん青山杉雨の書、その他茶道家元の作品などもお買取り行なってりますので是非一度いわの美術までメールにてお問い合わせ下さい。