川瀬表完の小袋棚
作家名: 川瀬表完
更新日: 2014/4/14
小袋棚買取りました!!
お写真のお品物は、以前、いわの美術がお買取りした小袋棚です。
小袋棚は地板とその半分の倹飩蓋(けんどんぶた)の地袋のついた形の大棚で、茶の湯の席において、水指や茶器を飾り置くのに使用します。
また、紹鴎袋棚の天板と柱を取り去った下の部分をもとにしており、地袋の左を取り去り地板とし、風炉もおけるようになっており、左側の地板を取り外して地袋だけで使用する事もできます。
小袋棚は、表千家十三世・即中斎(そくちゅうさい)が好んだ棚としても知られています。
目立った傷や汚れもなく、とても良いコンディションでお譲り頂きました。
川瀬表完の棚物買取ます!!
今回、お買取りした小袋棚は、京都を代表する塗師・川瀬表完が手掛けたものです。
川瀬表完は江戸末期の京塗師木村表斎を祖師とする京塗の主流「表派」の基本技法を継承する京塗師で、茶道具や調度品の制作を行っております。
代々、その名前と技法は襲名性で続けられており、当代は4代目となっております。
溜塗、木地溜塗、一閑塗、布摺塗などの伝統技法を守りながらも現代的な造形や文様を取り入れた茶道具を制作しており、買取ではよくお見かけする名前です。
川瀬表完は塗師ですので、制作する棚物は漆塗のものとなっており、漆は乾燥する場所や直射日光が当たる場所で保管しますと、木地のひび割れ、漆の剥がれ、変色につながり、買取額が下がってしまいます。
少しでも高く買取ってもらうためには、保管場所にも十分注意が必要です。
いわの美術では、川瀬表完の棚物の買取を行っております。
ご不要になりました、川瀬表完の棚物がございましたら、いわの美術までお気軽にお電話、メールにてご相談下さい。
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