輪島塗の炉縁

今回、いわの美術がお買取りしたお品物は、輪島塗の炉縁です。
炉縁とは炉の炉壇の上にかける木の枠の事で、茶道の世界では木地縁と塗縁に分けられます。

今回、お買取りした炉縁は輪島塗でしたので、塗縁となります。
塗縁は一般的に四畳半以上の広間で使用し、桧材真塗を正式しています。
漆には真塗、溜塗、掻合塗、朱塗、青漆、布摺、春慶、荒目などがあり、好みによって蒔絵が施された炉縁もございます。
お買取りした炉縁は真塗の炉縁で、見た感じはとても綺麗な炉縁でしたが、良く見ると細かい傷があったため、マイナス評価でのお買取りとなりました。

漆器で作られた茶道具はたくさんの種類がございます。
よくお買取りさせて頂くものは、棗、薄板、棚、懐石椀等です。
その中でも高価買取となる輪島塗は有名な作家の作品であったり、蒔絵や螺鈿などの装飾が施されている輪島塗の茶道具はプラスの評価が付きますので買取額が高くなります。
また、共箱と呼ばれる作品を収める木箱の有無はとても重要で、この木箱が汚れていたり、壊れていても処分せずにお品物と一緒にしておく事をお勧め致します。

輪島塗の茶道具のご売却をお考えで、弊社までお問合せ頂いた際は、どんな茶道具で蒔絵などの装飾が施されたものなのか、装飾が施されている場合、どのようなモチーフが使われているのか等、なるべく詳しくお伝え下さい。
また、口頭でお伝えするのが難しいと感じる場合は、ご売却希望のお品物のお写真を撮影して頂き、メールに添付して弊社まで送って頂ければ、画像を見ての簡易査定も行う事ができます。
輪島塗の茶道具のご売却をお考えでしたら、年間に多くの茶道具買取実績のある、いわの美術にご相談下さい！