黒瀬宗康の砂張銅彩色三ツ人形蓋置

今回、いわの美術がお買取りしたお品物は、砂張銅彩色三ツ人形蓋置で、鋳銅師・黒瀬宗康の作品です。
蓋置は釜の蓋や柄杓を置く時に使う道具で、お買取りした蓋置は三ツ人形と呼ばれる三体の人形が外側を向いて手を繋ぎ輪になった形で、その内の一体だけが異なった姿をしており、その人形が正面となっています。
三ツ人形は、「三閑人」「三漢人」「三唐子」ともいい中国では筆架、墨台という文房具の1つで、それを蓋置に見立てたのが茶道具としての蓋置の始まりでした。
また、三ツ人形の蓋置は千利休が選んだ七種蓋置のうちの1つで、使い方に作法があります。

お買取りした三ツ人形蓋置は、砂張銅でできた蓋置で、彩色が施されているもので、正面となる人形が分かりやすくなっているお品物でした。

茶の席には欠かせない道具の一つである蓋置はデザインや形、材質も様々なものがございます。
今回は鋳造された金属素材のお品物でしたが、竹や陶器で出来たものもございます。
竹ですと風炉用、炉用と切り方が違っていたり、陶器製ですと絵付や形によって使える季節が決まっています。
また、動物をモチーフにした物も多く、思わず蓋置だけでもコレクションしたくなるようなお品物もございます。

「昔、お茶を習っていた」「コレクションとして集めていた」などご不要になりました蓋置がございましたら、いわの美術が高価買取致します！！
蓋置以外にも茶碗や水指などの他の茶道具もございましたら、こちらも合わせてお買取り致します。お気軽にご相談下さい！！