糸巻棚
作家名: 川瀬表完
更新日: 2014/2/19
糸巻棚買取ました!!
今回、いわの美術がお買取りしたお品物は糸巻棚です。
糸巻棚とは青緑色の漆「青漆(せいしつ)」を使い、外の縁が赤くなっている爪紅(つまぐれ)がある四本柱の二重棚の事です。
中板の各辺を弓形に刳っているものが糸巻の形に見える事から糸巻棚と呼んでいるそうです。
糸巻棚は、表千家十一世・碌々斎(ろくろくさい)が好んだ棚として碌々斎好写とも呼ばれる事があります。
お買取りした糸巻棚は京塗師・川瀬表完の作品で組み立て式の糸巻棚でした。
特に大きな破損も無く、他の茶道具と一緒にお買取りをさせて頂きました。
川瀬表完の棚買取ます!!
川瀬表完は江戸末期、京塗師木村表斎を祖師とする京塗の主流「表派」の基本技法を継承し、代々襲名している名前です。
当代は3代となっており、今回お買取りした糸巻き棚などの棚をはじめ、各種茶道具、調度品などの漆芸作品を主に手掛けています。
茶道具で使う棚は季節や点前によって種類が違うため、川瀬表完も様々な棚を制作してます。
川瀬表完の作品を収める木箱があれば箱書きや落款が押されているため、分かりやすいのですが木箱が破損し、処分してしまった場合は分かりませんよね?
作者不明の棚でもいわの美術では実際にお品物を拝見し、評価買取をさせて頂きます。
ご処分をお考えの棚や川瀬表完の作品がございましたら、お気軽にいわの美術までご相談下さい。
また、作品を収める木箱の有無は買取額に大きな影響を与えますので、破損したり、汚れていても処分はしないで下さい。
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