買取実績紹介

金谷宗林の建水

作家名: 金谷宗林
更新日: 2014/1/25

建水、買取ました!!

今回、いわの美術がお買取りさせて頂いたお品物は、建水です。
使い方は、茶碗を清めたり温めたりしたときに使った湯や水を捨てるために使いまs。
茶道では建水は最も格の低い道具とされており、点前の際は勝手付に置かれ客からは見えにくいところで使われ、会記でも最後尾の一段下げたところに記されています。
また、煎茶道では「湯こぼし」「こぼし」とも呼ばれ、抹茶の時とは違い、口の部分に蓋のようなものが付いている事が多いのですが、流派によっては抹茶用の建水を使う所もあるようです。

今回、お買取りした建水は金属製で富山県の作家で高岡市の伝統工芸士・金谷宗林(かなたにそうりん)の表千家・14代而妙斎好みの金属製の建水でした。
使用感が見られましたが、外箱付でお買取りをさせて頂きました。

建水買取ます!!

建水には金属以外にも、陶磁器、竹木製などがございます。
特に形は決まっていませんが、「大脇差」(おおわきざし)、「差替」(さしかえ)、「棒の先」(ぼうのさき)、「槍の鞘」(やりのさや)、「箪瓢」(たんぴょう)、「餌畚」(えふご)、「鉄盥」(かなだらい)の7種類が古くから作られています。
建水の買取では、作られた年代、作家の作品かどうか、素材、形、そして使用感などによって買取額が変わってきます。
もちろん、綺麗な状態の方が高価買取となりますが、古い時代に作られた建水は骨董的価値もつくため、高価買取となる場合もございます。

ご処分をお考えの建水がございましたら、日本全国で茶道具の買取を行っているいわの美術にお任せ下さい。