染錦柿紋珈琲碗

こちらは14代酒井田柿右衛門の作品で、染錦柿紋珈琲椀です。
珈琲碗ということで茶道具ではありませんが、いわの美術では茶道具以外にも懐石道具、煎茶道具、香道具など幅広いお品物の買取を行っています。
また有名な作家の品は置物や、陶額、珈琲碗などの買取も行っているので、ご処分、ご売却をお考えの品がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

酒井田柿右衛門は有田焼の陶芸家で、子孫が代々襲名していき、現在は15代酒井田柿右衛門が当代となっています。
今回お買取りした14代柿右衛門は13代の息子で、本名は酒井田正（まさし）といいます。
14代柿右衛門は絵付けの基礎となる日本画を多摩美術大学で学び、卒業後より父親に師事しました。下積みでは父親（13代）と祖父（12代）が復活させた濁手（にごして）の技法を学び、14代を襲名するまでは「酒井田正」として公募展への出品や、個展などを開催しています。
1982年父親の逝去に伴い14代目を襲名し、後進の育成にも力を注ぎ、2001年には重要無形文化財「色絵磁器」の保持者にも認定されました。

作品では伝統の技法を踏襲しながらも、現代性を加味した独自の作風を展開し、数多くの華麗な作品を生み出しました。
また濁手の作品では阿蘇山や九重山など、山々に自生する草花をモチーフにした新しいデザインを濁手に取り入れ、独自の境地を切り開き、高い評価を受けています。
残念ながら14代柿右衛門は去年、2013年の6月にお亡くなりになったため、新しい作品の制作は行われません。
いわの美術では14代酒井田柿右衛門の作品買取を強化しています。
もちろん、歴代の他の酒井田柿右衛門の作品も買取を行っておりますので、何代目の作品か分からない場合も是非いわの美術にご相談下さい。
14代酒井田柿右衛門の作品、お持ちではありませんか？
知識ある査定人のしっかりとした査定を望むなら、いわの美術にお任せ下さい。