駒澤利斎 梅木四方盆
駒澤利斎の作品買取ました
今回お買取したお品物は、駒澤利斎(こまざわりさい)の梅木四方盆です。
駒澤利斎は、三千家に出入りが許されている千家十職(せんけじっそく)の指物師(さしものし)で、代々の駒沢家当主が襲名している名跡(みょうせき)です。
駒澤利斎を代々襲名している駒沢家は、江戸幕府将軍が徳川家綱・徳川綱吉の頃に、初代の駒沢宗源が、京都で指物業を始めたのが最初とされています。
実際に茶道に関わるようになったのは2代・宗慶の頃で、千利休の孫である千宗旦の注文で、指物を作ったことで千家との縁が生まれたとされています。
4代の頃に、茶方指物師として千家へ出入りするようになり、表千家6代・覚々斎から「利斎」の名を授かっており、4代以降から駒沢家では代々「利斎」を襲名しています。
そんな駒澤利斎の梅木四方盆を今回買取ましたが、木地の木目を生かした生命力を感じる素晴らしい作品で、1つのお品物としても評価でき、ご依頼主様もご納得の買取となりました。
駒澤利斎の茶道具買取ます
駒沢家の歴代の当主は、他の千家十職の家と比較しても短命ということでも知られており、14代が没した後、駒沢家の当主は空席となっており、現在はこれまでの歴代が築いてきた寸法帳などの伝承品や歴史を絶やさぬように14代の甥である吉田博三が15代を襲名するために奮闘中です。
今回は、それぞれの代で独自の個性を展開している駒澤利斎の作品の買取となりましたが、中でも7代・駒澤利斎は、指物だけではなく塗師としの才能も発揮しており、8代・黒田正玄や11代・飛来一閑などと合同で作品を発表するなど活躍し、「駒沢家中興の祖」ともされています。
いわの美術では、そんな駒澤利斎の作品の買取に力を入れており歴代の駒澤利斎によって評価が変わってきますので、お問合せの際は何代目の作品なのかお伝え頂くと査定がスムーズに進みます。
お引越しなどの仕方のない整理で、駒澤利斎の作品の買取先をお探しであれば、駒澤利斎の作品の高価買取が期待出来るいわの美術まで、お電話、メールにて気軽にご相談下さい。