買取実績紹介

露地草履

作家名:
更新日: 2015/9/25

露地草履買取ました

今回は露地道具のひとつ露地草履をまとめて八足お買取致しました。


草庵式の茶庭の別称である露地は、茶室に向かう庭のことを指します。

露地とはもともと露のかかるところ、覆いのないところを意味し、露地で使われる露地草履は、露地に出るときに履く竹皮や藺草を二重に編んで作った草履です。雨や雪の場合は、露地草履を履かず、露地下駄を履きます。


近年はホテルなどで茶会が催されますが、伝統的な茶室は、露地に建てられており、客はまず寄付と呼ばれる部屋で、荷物を風呂敷にしまい、足袋をはき替えるなど、身支度を整えます。

次に、待合にて客全員が揃うのを待ち、全員が揃うと、露地草履に履き替えて、露地に下り、迎え出た亭主の合図に従い、客は茶室へと向かうといった順を踏むのだそうです。

苔のある露地を露地草履で歩くと、湿気で草履が湿ってしまうそうで、それを嫌った利休が、草履の裏に皮を打ちつけ、湿気が上がらないよう考案したものが 「雪駄」となったそうです。

茶道具買取のいわの美術では、露地草履などの露地道具もお買取の対象となっています。

露地道具買取ます

いわの美術では、露地で使われる露地道具の買取実績も豊富です。

露地とは、仏教用語では煩悩、束縛を脱却した境地を意味しており、露地は単に茶室への通路というだけでなく、精神的に準備をする場所であり、一期一会の主、客の交わりへ場でもあります。

禅茶一味を反映する露地は、幽邃な境地を好み、茶人は侘びの精神から華やかなものは好みません。


露地で使われる露地道具は、今回買取した露地草履のほか、雨や雪のときに用いる露地笠、露地下駄、露地の腰掛に座布団代わりに置く円座、蹲踞の水を汲むための蹲踞柄杓、蹲踞に水を運ぶための手桶、冬に湯を入れ湯桶石に載せて用いる湯桶、蹲踞の使えない時に手水を使うための手水桶、茶室軒下に掛ける蕨箒や手箒、客が揃った合図のために叩き鳴らす板木など、様々なものがあります。

買い取ってもらえないのでは?と、露地道具をご処分してしまう前に、一度いわの美術にお問合せください。全国にて、無料宅配買取・出張買取にも対応しております。