錫製大茶筒
錫製の大茶筒お買取しました
こちらのお写真は、先日お買取致しました煎茶道などでも使われる特大サイズの錫製茶筒です。
大茶筒のサイズは、筒の直径が約17cm、高さは20cm弱、錫製のため重量は4キロ程ありました。
今回お買取のお品は錫製の茶壷ではなく、茶筒ですが、江戸時代後期の南画(文人画)家 田能村竹田の書に「茶を蔵するには、高麗、三島、熊川あるいは古備前、古薩摩杯とて、人の珍賞する壷は有れ度も、其実の功は、遂に錫の壷に及ぶことなし」とあるように、錫の茶壷は珍重されてきました。
また、煎茶道小川流の創始者の小川可進や、江戸時代後期の歌人であり茶人の上田秋成も「錫の茶壷」を最良として記しています。
錫製の茶壺・茶筒には、焼締めの陶器、華やかな磁器、木の温もりを感じる樺細工などといった味わいはありませんが、錫製には、お茶の味と香りを保つ上で、大敵となる酸素・湿気・日光を防ぐには、最適な素材とされています。
今回買取の茶筒は、その錫製であり、さらに市場でも人気が高く、稀少価値の高い特大茶筒であったことから、買取査定の際には、汚れ・錆などみられたものの、高価買取対応とさせていただきました。
錫製茶筒、茶壷買取ます
いわの美術では、錫製の茶筒、茶壷、茶入の買取を強化しています。
日本に錫器が日本に伝わったのは1300年程前といわれ、奈良の正倉院宝物に錫製薬壷などが数点保存されています。当初、錫は金や銀に並ぶ貴重品であり、宮中での器や神社の神酒徳利などの神仏具として、限られた特権階級のみ使用されてきたといわれています。
錫の茶壷などは、江戸時代初期に京都を中心に製作されており、その後一般にも普及し、茶壷・茶筒などの茶器の形も、実用性を重視した現在の形に落ち着いていったといわれています。
茶道具買取実績豊富ないわの美術では、錫製の茶壷、茶筒、茶入の買取に力をいれております。
唐物で古錫の茶心壷などは、高価買取にも期待がもてます。特に、今回お買取のような特大の錫製の茶壷、茶筒、茶入は高価買取致します。また、錫製の茶托や急須なども買取致しておりますので、ご売却・ご処分をお考えの錫製のお品がございましたら、お気軽にお電話・メールにてお問合せください。