南口閑粋 乾山雪松茶碗
南口閑粋の茶碗買取りました
大阪に生まれ、陶芸家として数多くの作品を製作している南口閑粋の作品を査定致しました。
南口閑粋は大阪に1958年に生まれ、陶芸家を目指し京都府立陶工高等技術専門校を20歳で卒業しました。
その後、初代宮川香雲と十六代永楽善五郎に技術を学び、1989年に独立し窯を作ります。
独立と共に廃窯となっていた杣山焼を再興して、以後旺盛な製作活動を続けました。
杣山焼とは、杉山吉右衛門が文化年間に数多くの陶工を集め、琵琶湖の西側で作られた上質な焼き物です。
その後、杉山吉右衛門の跡を継いだ陶芸家の中江与兵衛により杣山焼は人気は格段にあがります。
仁阿弥道八の弟子として数多くの技術を身につけた中江与兵衛の風流な味わいが人気を呼び杣山焼は大変人気な作品となりました。
人気を得た杣山焼は、時代の流れとともに廃窯となってしまいますが、陶芸家の南口閑粋により再興へと導かれ昔の人気を取り戻しました。
いわの美術では、廃窯となった杣山焼を再興へと導いた南口閑粋の作品を査定致します。
南口閑粋の作品について
今回いわの美術が査定させて頂いたお品物は、杣山焼で作られた乾山雪松茶碗で、共箱付でお買取り致しました。
茶碗には、松の絵が大きく描かれ、その松に雪が積もっている風景を描いた素晴らしい作品となっています。
共箱には前大徳寺、柳生紹尚の銘と花押と、万葉集に掲載されている元旦の和歌と呼ばれる歌が書かれていました。
お買取りした茶碗と共箱には目立ったキズや汚れはなく、大変高評価にて査定致しました。
いわの美術では、美しい作品を残した南口閑粋の作品を買取り致します。
年間数多くの茶碗や棗などの茶道具をお買取りしているいわの美術では、専門知識を持つ査定スタッフがいますのでご安心下さい。
茶道の先生をしていた、茶道を習っていたなどで茶道具が数多くあり処分に困っているなど御座いましたらお気軽にご連絡下さい。
スタッフ一同心よりお待ちしております。