買取実績紹介

竹製十種香札

作家名:
更新日: 2014/10/9

十種香札買取りました!!

今回、いわの美術がお買取りしたお品物は十種香札です。
十種香札とは、七事式という茶の湯の精神・技術をみがくために表千家7代の如心斎が裏千家8代の一燈宗室や高弟たちと相談して制定された稽古法を行う時に使用する道具です。


元は香道具として使われていたものを応用したそうで、香道具としての十種香札と比べると描かれている植物が異なっています。
茶道具の十種香札は菊・桐・松・竹・梅・桜・柳・萩・菖蒲・牡丹の絵が描かれており、裏には一・二・三・月一・月二・月三・花一・花二・花三・客の字が書かれています。
これらが10個の小箱に札がそれぞれ12枚ずつ入っています。
お買取りした十種香札は竹製のお品物で、桐の一と、桜の客の札の数が足りない状態でのお買取りとなりました。

十種香札買取ます!!

いわの美術では今回のように数の足りない十種香札でもお買取りを行っておりますが、全て揃った状態と比べますと買取額は下がってしまいます。
また、あまりにも札の枚数が足りないものに関してはお買取りをお断りしております。

今回、お買取りした十種香札は竹製のものでしたが、この他にも黒檀や紫檀で出来たものや、金蒔絵などで装飾され、描かれているものもございます。
そういった手の込んだ十種香札は通常のものに比べると買取額が高くなっております。
また、いわの美術では十種香札の他にも茶碗や茶入れ、茶棚など茶道に関わる道具のほとんどの買取を行っております。
特に茶碗や茶入れ、水指、花器などは美術的な価値が付くお品物もございますので、価値が分からず処分してしまう前にいわの美術までご相談下さい!!