買取実績紹介

信楽写 瓢形水指 須田祥豊

作家名: 須田祥豊
更新日: 2015/8/22

須田祥豊の信楽写 瓢形水指買取りました

様々な焼き物の写しを得意とし、その広い作域で幻の名工と呼ばれている須田祥豊が製作した信楽写の瓢形水指をお買取り致しました。


須田祥豊は、1885年に京都で生まれ家業を継ぐ為に技術を学び、明治時代の末期には祥雲と称し、茶陶製作を始めます。
後に京都市内の五条坂に窯を築き独立、そこで京都では作られていない国焼や朝鮮の写しを中心的に製作しました。


様々な写しを得意とし、端正な作風が高い評価を経て、陶芸界で名工と呼ばれていました。
また、裏千家14世淡々斎宗室とも親交が深く、祥豊の号をもらい、それ以来祥豊という名で活動を始めます。


陶芸作家として活躍していた須田祥豊は、岡山県備前焼陶友会の講師も務め、東京に出張し、その功績が認められ技術保存の認定を受けました。


須田祥豊は高い技術を持ち、陶芸界に大いに貢献し今後の活躍が期待されましたが、89歳で惜しくもこの世を去ります。
また、須田祥豊の名は2代目へと受け継がれましたが、2代目が作陶を行う事はなく、幻の陶芸家となってしまいました。
いわの美術では、幻の名工と呼ばれた須田祥豊の作品をお買取り致します。

須田祥豊の作品買取りについて

今回お買取りした須田祥豊の信楽写、瓢形水指は共箱付でお買取りさせていただきました。


木製塗り蓋付で、とても深みのある色味に瓢形の曲線が綺麗に表現されている作品になっています。
作品も共箱もとても良い状態だった為、大変高評価にてお買取り致しました。


須田祥豊の水指のように焼き物で作られている物や、陶磁器で作られる物、木で作られる物など様々な水指がございます。


焼き物は刻印や箱書き、陶器は名前が書かれている事が多いですが、中々読むことは難しいです。
もし、名前が読めなくて価値のある作品かわからないなどございましたら、陶印や名前、箱書きの所と作品全体の写真をメールまたは郵送でいわの美術までお送り下さい。


査定実績豊富なスタッフがお調べして簡易的なお値段をご提示させて頂きます。
出張買取りなども行なっていますが、お品物の詳細がわからないと難しいので、まずは簡単査定をおすすめ致します。


引っ越しの際に出てきた水指、祖父が使っていた水指など、処分にお困りの物など御座いましたら是非一度お問い合わせいわの美術までお問い合わせ下さい。