竹蓋置 影林宗篤
竹蓋置 影林宗篤
数多くの茶道具をお買取りしているいわの美術では、竹器師の影林宗篤が作り上げ、大徳寺黄梅院の住職、小林太玄の銘と花押付きの竹蓋置一双をお買取り致しました。
影林宗篤は、奈良県の生駒で茶道で使う竹工芸を製作している家系に生まれ、19歳の時に家業を手伝いながら、技術を習得しました。
5年間家業を学びそれ以降は、大徳寺の塔頭三玄院住職の藤井誡堂や、黄梅院の住職、宮西玄性などに指導を受けます。
その素晴らしい技術力と、茶道の世界への貢献が認められ、数多くの名のある住職に一筆もらうようになります。
これにより、影林宗篤の作った作品は一躍有名になり、多くの人々が憧れるお品物となりました。
また、今回お買取りした蓋置には、小林太玄の銘と花押が書かれています。
小林太玄は、1938年に奉天に生まれ6歳で出家、禅宗の僧になるため花園大学を卒業し、相国寺僧堂の大津櫪堂に参禅しました。
その後、僧になるため厳しい試練を乗り越え、37歳で大徳寺塔頭黄梅院住職に就任します。
小林太玄は茶道の世界にも興味があり、自分が素晴らしいと思った作品には銘と花押を書き、自身でも作品製作を行なっていました。
いわの美術では、多くの作品を世の中に残した影林宗篤のお品物高価お買取り致します。
茶道具の買取について
いわの美術は、年間様々な茶道具を出張、宅配、持込などでお買取りしてます。
その中でも今回お買取り致しましたのは、竹蓋置一双です。
蓋置とは、その名の通り蓋を置く物で、茶道具の窯のお湯をくむ際に、蓋を置く為に使われました。
また、柄杓を置く時にも使われ、今回お買取りした竹や、金属、陶磁器などの多くの素材で作られます。
蓋置は、季節によって切り方が違う物を使い、11月-4月の炉の時には竹の節が真ん中にある中節、5月-10月には節が上にある天節を使うそうです。
陶磁器で作られた絵柄の入った蓋置も、その季節によって使い分けています。
今回お買取りした竹蓋置は、炉用の中節と風炉用の天節で、小林太玄の銘と花押が入っていて共箱もしっかりとあるため高評価にてお買取り致しました。
いわの美術では、茶道で使う蓋置などの茶道具の買取を行なっています。
いわの美術は、出張買取、宅配買取、持込、メール査定など行なっていますが、お品物の情報がわからない、お品数が少ない場合、お住まいにもよりますが、出張で伺う事が難しくなってしまいます。
もし、出張買取などご希望でしたら一度お品物の情報、作家、数量など確認して頂いた上でメールや電話などでお問い合わせ頂くと査定がスムーズに行えます。