小栗和子の硝子水指

こちらは以前お買取りさせて頂きました小栗和子のガラス製の水指です！

茶道具というと京焼や萩焼など陶磁器が一般的ですが、ガラスを使用した道具も使われています。
ガラスの道具は夏の時期に使用されることが多く、清涼感を演出できる良い道具です。

ガラスを意味する言葉にギヤマンという言葉があります。ギヤマンはオランダ語でダイヤモンドを指すディアマンテに由来する言葉で、江戸時代オランダから伝わったガラス細工の加工にダイヤモンドが使われていたことから、ガラスそのものをギヤマンと呼ぶようになりました。
茶道用語ではこのギヤマン（ガラス）を専ら義山と呼びます。

こちらのガラスの水指の作者、小栗和子はイタリアのヴェネツィアアカデミア国立大学に留学してガラス工芸を学びました。帰国後は都内でグループ個展の開催なども行い、ガラス制作のために毎年イタリアに行っていた時期もあります。
1987年ヴェネツィアガラス展の開催をきっかけに都内デパートや画廊などで個展も開くようになりました。

小栗和子の作品、お持ちではありませんか？いわの美術ではガラスの茶道具もお買取が可能です。
夏に向けて茶道具の新調を考えている方、不要な茶道具の整理をなさっている方、是非いわの美術にお買取りさせて下さい！