茶道具作家紹介

左入 さにゅう

楽家6代
更新日: 2009/10/28
楽家6代。貞享2年(1685)〜元文4年(1739)。
大和屋嘉兵衛の子として生まれ、のち宗入の婿養子となる。
宝永5年(1708)6代吉左衛門を襲名。
亨保13年(1728)剃髪隠居して左入と号す。概して作りが丁寧で、
口作りは変化が少なく、茶溜りは円に近く浅い。
黒楽には宗入のカセ釉風のものがあり、赤樂では白い釉の
混じったものや貫入のある釉などがある。
長次郎、道入、光悦などの写しものにも優れる。
表千家七代如心斎銘の左入二百の茶碗が有名。
印は、輪郭いっぱいに楽字が書かれている。